

仕立て服とは?既製服との違いと、美しく整う一着の選び方
「仕立て服」と聞くと、特別で敷居の高いものに感じるかもしれません。けれど本来、仕立てとはその方にとって自然に整う一着をつくること。 この記事では、仕立て服の特徴と既製服との違い、そしてどんな方に向いているのかをお伝えします。 仕立て服とは何か 仕立て服とは、一人ひとりのために作られるオーダーメイドの服です。体型だけでなく、佇まいや空気感に合わせて設計されます。 既製服との違い 既製服は、多くの人に合うように作られた服。仕立ては、その方にだけ合うように作られた服です。 その違いは、着たときに現れます。 ・自然に整うシルエット ・後ろ姿の美しさ ・長く着続けられること なぜ美しく見えるのか 仕立て服は、単にサイズが合っているだけではありません。 ・生地の選び方 ・型紙の設計 ・縫製の精度 それらが重なり、整った印象を生み出します。 どんな方に向いているか ・既製服がしっくりこない方 ・長く着られる服を求めている方 ・自分らしい装いを大切にしたい方 だりあ洋装店の考え方 だりあ洋装店では、仕立てを「美しさを整える行為」と考えています。...


インベストメントクローズとは?長く着る服がサスティナブルになる理由|仕立てという選択
「インベストメントクローズ」という言葉をご存知でしょうか。 これは、長く着ることを前提に作られた、高品質で価値のある衣服のことを指します。 長く着る服。 実はこの考え方こそが、いま言われている「サスティナブル」の本質なのではないかと感じています。 インベストメントクローズとは? インベストメントクローズとは、 ・購入価格に見合う価値がある ・品質が高く、耐久性に優れている ・長く着用できる ・着る人の満足感や誇りを満たす といった要素を持つ衣服のことです。 「インベストメント=投資」という言葉の通り、 一時的な消費ではなく、時間をかけて価値を回収していく服、 長く着る服とも言えます。 サスティナブルとの違和感 ファッション業界では、サスティナブルやSDGsという言葉が広く使われています。 再生素材、リサイクル、環境配慮。 どれも大切な取り組みです。 ただ一方で、 「そもそも長く着られない服が前提になっているのでは?」 という違和感を感じることがあります。 本当のサスティナブルは“長く着ること” 昔の服は、長く着ることを前提に作られていました。..


ギャザースケール:ギャザー分量の決め方
この記事はこのブログで、1年以上TOP5に入っています。 実は元記事は3年以上前に書きました。 それからずっと TOP5 一番読んでいただいている記事です。 ギャザースケール:ギャザー分量の決め方 それほど、ギャザーって気になるところなのだと思います。 ギャザーがきれいに入ると、本当にうれしいですよね。 なんだろう、、、達成感があるというか。。。 上達した感もあるのかしら。 私の感覚では、小さなガッツポーズ系のパーツ縫いです。 ということで、多くの方に何度も訪問していただいて 見ていただいているので、加筆して再掲しますね。 ギャザー寄せ あるある お洋服にギャザーはつきものですね。 ダーツから展開するギャザーは、 展開した分のギャザー分量が決まっていますが 袖やスカートなどに入れるギャザーの分量は どのように決めていますか? 分量にこだわらなくてもいいもの、 たとえば、子供のスカートのフリルとか。。。 そういったものは、生地の余ったところを長く切って .


ソーイングの話 上達するための。。。秘密
ソーイング、上手になるにはどうしたらよいのか。。。 結構悩まれると思うのです たとえばブラウスをつくって ある程度納得できる仕上がりになると 別のものを作りたくなりますね とってもお気に入りのパターンとかでない限り 正直、何度も同じものを作る気持ちにはなりにくいです いろんなものを縫ってみたい。。。 ですよね でも、その気持ちを抑えて ここで同じものを作るとグンと上達するのです できれば手順、工程に迷わなくなるまで。。。 生地違いで。。。何枚も 多少のデザイン変更は良しとしても、 繰り返すことで見えてくるものがあります 特に素材を変えるのが有効です。 手順が頭に入ると、 今まで気が付かなかった小さな違いや新たな疑問が湧いてきます 次々にいろいろなものを作るとせっかく頭に入った手順や工程が混同しがちです たとえばテニスやゴルフを始める時 フォームを習ったら、それが身につくまで素振りしますね なので、もし上手になりたいと思ったら 同じものを何度も繰り返して縫うことをぜひ試してみてください 上達には反復練


パーツ縫い スリットのかんぬき止め
秋が近づき オーダーいただくお洋服も ワンピースやジャケットなど 来たる季節を感じさせるアイテムに 変わってきました スリット入りのワンピースやスカート スリットの長さが歩幅と合わないと スリットが破けたりほつれたりします 注文服では スリットの裏側に かんぬき止めという処理をします このひと手間で スリット明きに掛かる力を分散させて スリットをいつまでも美しく着ることができるんです 縫い目を挟んであき止まりの部分を補強します 2回ほど左右に糸を渡してから その糸をかがり留めます


ビーズ刺繍のエレガントワンピース
昭和の香りのする杢の気配のあるグレーのツイードでワンピースをお仕立てしました かなり味わいのある生地、組織は荒くほつれやすいのですが ヴィンテージの生地で糸の1本1本はとても固く強いウール地 ツイードでありながら張りが強いので シルエットも固い感じの仕上がりになる予感 お客さまのイメージは女性らしく柔らかな感じなので 生地の雰囲気とお客さまのイメージをすり合わせる作業が必要でした そこで、シンプルなデザインにして レースのモチーフをグレーに染めて胸元に付けることにしました そして 控え目にビーズ刺繍を。。。 お手入れはドライクリーニングになるので クリーニングに弱いスパンコールは使わず 同色のアンティークビーズ3種で 陰影をつけるように配置してみました どんなシーンに来てくださるのか楽しみです 長くお召しいただけますように ♥


サーキュラーマント
昨日 マントのお仕立てについてのお問合せをいただきましたので マントのこと書こうと思います 個人的ですが袖のないお洋服が好きです 特にマントは個人的にもよく着ています そのマント姿を見て 欲しいといってくださる方が いらっしゃいましてお仕立て致しました その方は 背が高いので フレアーの分量が多いととても素敵だとひらめき 360°のサーキュラーにしました 肩線の位置で フレアーの出る位置を調整 縫い線も極限まで減らしました 生地選びもとても悩みましたが イギリス産のウール カシミア混 カシミアは お手入れに手間がかかるので カシミアの量が多ければ多いほど お手入れが大変になります お天気によっては着れませんし とにかくとても気を使いますので 日常に着たい方には カシミア混であれば ウールに30%くらい混ざってるくらいが扱いやすいように思います ちょっと 写真では分かりにくいのですが かなりの艶 そして フレアーもとてもきれいに出ました これを着て くるっと振り返ったりすると 肩からふわぁーっと 美しいフレアーが…裾に広がっていきます..


パンツの着こなし
ふだん何気なく着てるパンツも着こなしのポイントがあります 美しく見えるパンツに重要なのは、ヒップの位置とサイズ そして、丈 そして もう一か所 足の付け根のサイズです 足の付け根の位置にゆるみが少ないと、よこにしわが入り 足だけでなく、おなかや腰回りまでかたちがくっきりとでてしまいます 太ももの付け根回りの生地にゆとりがないので横を向くと おなかやヒップのラインがくっきりです ではどれだけゆとりがあればいいのでしょう 足りないのも問題ですが、反対にゆるみが多すぎると もっさりとして、足が太く、しかも短く見えてしまうのです ゆるみが多いと、あか抜けない理由は 太ももは下肢の中で一番大きなブロックで円柱です そして 体の中央すぐ下で大きな面積のある非常に目立つ部分なのです パンツのパターンでは股下から下は ダーツもなく、脇線で変化はつけられるものの、生地はほぼ平面です つまり ゆるみが多ければ平面に見える面積が大きく のっぺりとした太ももに見えてしまうのです パンツを選ぶときは 試着して 太ももの位置の生地が太ももに付かず離れず


颯爽と! ワイドパンツで
ワイドパンツに流行も移り始めました。 ワイドパンツは着こなしがなかなか難しかったりしますが、 どのように着こなしていらっしゃいますか? 着こなしのコツは…! ウェストと腰のサイズをきっちり合わせること。 きつ過ぎず、ゆるすぎず。。。 ウェストマークすると最初はバランスをとりやすいかもしれません。 トップスにお召しになるものは小さめ、シンプルに。 お召しになるときはこのポイントをしっかりと押さえてくださいね。 きっと、更に素敵になりますょ♡ さて… 今回、春夏ものを4本まとめてオーダー頂き、昨日お納めいたしました。 以前から気に入ってはいていたパンツが傷んできたので、似ているデザインで オーダーしたいと先シーズンにアトリエにご相談いただいたお客様です。 冬に一度オーダー頂き、お納めしたのち、今回のまとめオーダーとなりました。 生地が違うので、もちろん履き心地も印象も違うのですが、 目的や生地の特性を活かして一つずつデザインも製図も変えています。 生地選びはオーダーのポイントですが、 今まで着たことがないという、ちょっと冒険の生地にもチャレ


小紋からのリメイクワンピース
とってもしなやかな柔もののお着物(小紋)からのリメイクワンピースをお仕立てしました。 洗い張りの状態でお預かりしたときから、出来上がり映えしそうで楽しく作らせて頂いた一着。 着物のリメイクは、とても神経を使うお仕立てなのですが、このワンピースもパターン、裁断、 仮縫い、本仕立てとかなり苦心致しました。 時間と手間をかけた甲斐もあり、イメージ通りのとても上品な仕上がりとなりました。 胸のダーツ分を衿繰りに移動してギャザーをよせてふっくらと。 柔らかい生地には、ギャザーはとっても良くあっいますよね。 さらに、切り替え線の位置でふっくらとバストアップして見える工夫をしています。 ギャザー分量もほどよく上品な胸元になりました。 着物は、生地巾に制限があるのでスカートのフレアー位置を決めるのにとても気を使いますが、 お客様の体型に合わせてきれいなフレアーが入りました。 後ろ明きファスナーは、星止めで。 シルクのように柔らかい生地は星止めにすると後ろ姿がとても美しくなる気がします。 肩はパッドをいれるか悩みましたが、薄いパッドを入れて正解。 よそゆき感出まし